本来であれば、もう二度と触れる事はないと思っていましたが、鈴木良幸氏が謝罪文を出した為、問い合わせが殺到。再度この件に関して触れなければいけなくなってしまいました。
私は昨年から奄美以南、小笠原等の地磯、沖磯からのロックショアBIGゲームにチャレンジしています。
本当に楽しい釣りで夢があります。
プライベート用にロッドやルアーを試作し、趣味として本気でチャレンジしています。
昨年秋に開発中のロッド&ルアーのテストとして鈴木氏を誘い、小笠原に遠征しました。
初めての場所でしたので状況的に良かったのか悪かったのかは分かりませんが、開発中のルアーで結構なヒットがありました。
私はキハダ、ギンガメアジ、カスミアジ、クロカッポレ、バラハタを開発中のプロトルアーで釣りました。
本命のGTのヒットは1回。しかし残念ながらラインブレイク・・・他にもGTからの明確なバイトは3回ありました。
10~20キロ級のカマスザワラ、オニカマスのバイトは20発30発(もっとかな?)と頻繁にありました。
後は大型のサメのバイト、アオチビキのヒットもありました。
ルアーテストとしては、これだけ魚からの反応があれば私的には十分でした。
しかし、ロッドテストとして考えた場合、大型魚とのファイトが少なくちょっと不完全燃焼でした。
『イソマグロやデッカイ鮫のような大物を掛けてロッドテストしたいんですよね。』と船長と話していた所、『ルアーで釣れない時間帯に冷凍ムロアジを使ったデッドベイトの釣りをやってみたら釣れるかもよ。』と勧められ、後半日程はルアーで反応が薄い時間帯にデッドベイトの釣りも積極的に取り入れてみました。私は初めてのチャレンジでしたが小笠原では完全に定着した釣り方のようでルアーマンにも非常に人気がある釣法だそうです。
結果、釣れるには釣れましたが、私はエサのセンスがなかったようで残念ながら大型魚のキャッチはありませんでした。
ロッドテストになったと言えるのは唯一アオチビキの1匹くらいかな。
鈴木氏はセンス良く、冷凍ムロアジの釣りで漁協計測20.2キロの大きなコクハンアラをキャッチしました。
また推定50キロ程の大きなメジロザメも釣り上げました。
横で一部始終見ていましたが、素晴らしいファイトで最高のロッドテストになりました。
以下は私と鈴木氏の会話です。
井上 『デッドベイトの釣りはプロトロッドの開発テストとして行なっているのだから、ルアーで釣れたとは絶対に公開しないように。』
鈴木 『分かっています。あくまでロッドテストなのでルアーで釣れたとは公開しないので安心してください。』
井上 『デッドベイトで釣ったと書けばいいじゃん。ロッドテストなんだから全く問題ないけど?』
鈴木 『エサで釣ったと公開して変なイメージがついても困るので、SNS上でこの魚達はロッドテストで釣ったとしか触れないようにします。』
井上 『ルアーで釣ったと嘘を公開しなければ自由にして全く構わんけど、仲間達には正直に話せよ。』
このような流れだったと記憶しています。
答えの少ないジャンルではロッドテストや技術向上の為に泳がせやデッドベイトを始めとしたエサ釣りを取り入れる事がとても重要だと小笠原で感じ、鈴木氏にはそれを伝えました。彼も同じ意見でした。
先月取材に来た出版社の取材班にもこのジャンルでのロッドテストはエサ釣りも積極的に取り入れる事が重要だと話したばかりです。
小笠原の帰りはフェリーターミナルまで妻が迎えに来てくれました。
その車の中でも、『冷凍ムロアジでデカイ魚釣りました。』と鈴木氏は妻に自慢気に会話していました記憶がありますし、まさか今回のような事が起こるとは思ってもいませんでした。
私が鈴木氏の不正行為を知ったのは12月終盤の事でした。
事務所に多くの仲間達が集まり宴会。その席で小笠原のルアー釣り、デッドベイトの釣り、とても熱い話題になり盛り上がりました。
そこで鈴木氏がウルトラチャタビーのプロトでコクハンアラを釣り上げたとブログ、FB上で公開、ユーザー様にも偽りの話をしていた事を知りました。
ウルトラチャタビーで釣ったと嘘の事実を全国公開された事を知り、頭に血が上ってしまい、激怒した所を仲間に抑えられました。
今考えれば鈴木氏のブログやFBのチェックを怠っていた私にも責任があると思います。
しかし信用していたので本当に想定外の出来事で、言葉が出ませんでした。
この時点で私の鈴木氏への信頼は一気になくなりました。
そこから過去を遡って調べた所、様々な嘘が発覚。一歩間違えればメーカー間の大問題に発展する所でした。
ジャンプライズを引退させた理由に、社員問題以外に他に大きな理由があると書きましたが、それが後に発覚した今回の不正行為と私に積み重ねた嘘でのトラブルです。
私は鈴木良幸を心から信頼していました。
本気で認めていましたし、最高の弟分、パートナーだと思ってたのも間違いありません。
だから悔しくて悔しくて・・・泣き崩れてしまい妻にも仲間にも迷惑をかけてしまいました。
酒癖が悪く、酒が入ると鈴木氏は雰囲気が大きく変わります。
コクハンアラの不正行為も私に積み重ねた嘘も間違いなく酒による気分高揚が原因だと思います。そして一度発言してしまった為、後戻りが出来なくなり嘘を重ねてしまったのでしょう。
普段は嘘なんか言わない素直で良いヤツでした。
酒のトラブルが多かったから何度も何度も酒をやめろと言い続けていました。
鈴木氏の不正行為が発覚した為、昨年の秋に3回に分けて更新した南国ロックショアドリームという記事を読み直し、12月末に一部修正致しました。この記事は小笠原だけでなく、奄美、徳之島、与論島での内容も含みます。
元々嘘無く事実しか書いていませんが、大事な事を強調、気になる点と文面を修正、小笠原釣行の際のエサ釣りの事も明確に分かるように記載しました。
質問が来たので一応書いておきます。
その1
https://ameblo.jp/yuki590204/entry-12321301028.html
その2
https://ameblo.jp/yuki590204/entry-12321335288.html
その3
https://ameblo.jp/yuki590204/entry-12321417088.html
【修正内容】
※その1
このジャンルのロッドテストにはエサ釣りを積極的に取り入れる必要性を感じたと追記しました。
※その2
ルアーを全て外して撮影しています。という言葉を、エサ釣りテストもしているのでルアーで釣った魚でも全て外して撮影しています。に訂正しました。
アオチビキはチャタビー200でボトムから中層を引くとたまに食ってきます。という表現を消しました。チャタビー200でアオチビキを2回ヒットさせていますので全く問題ないですが、上のメイン画像がデッドベイトで釣った物でしたのでなんとなく消しておきました。
※その3
ロッドテストの為にエサ釣りを取り入れる重要性を最後に強調して入れ込みました。
以上です。
最高に釣れるルアーを作りたいから、心から信頼できるロッドを作りたいから開発者として毎日必死に頑張ってるつもりです。
不正や捏造やらの共犯にされたら本当にたまったものではないです。
仕事としてではなく、完全に趣味として本当に熱くなれる釣りに出会う事が出来、新たに目標を持つ事も出来、心から楽しんでいたのに今は最悪の気分です。チャタを膝枕しながら連日連夜、一緒に粉まみれになりながら大量にサンプルを作成した大切な思い出を形にしたくて連日BIGルアー達の開発作業を頑張っていたのに。もう本当に嫌です。疲れました。